車の重量税は13年・18年でどう変わる？2025年最新版税額早見表＆対策ガイド

更新日: 2025-06-30

「愛車の重量税が13年経過でいくら高くなるのか知りたい」「13年超の重量税早見表を探している」「重量税の増税タイミングと金額を正確に把握したい」このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

新車登録から13年を経過すると、自動車重量税は約40％も高くなります。さらに5年後の18年経過すると約50％以上の増税となり、車の維持費が大幅に上昇してしまいます。

本記事では、重量税13年超の早見表を中心に、増税額や計算方法、さらには税金を抑える賢い方法まで詳しく解説します。愛車の維持費を正確に把握し、今後の車選びの参考にしてください。

自動車重量税が13年で高くなる仕組みと基礎知識

自動車重量税は、車検を受ける際に納める税金で、車両の重量に応じて金額が決まります。新車購入時は3年分、その後の車検では2年分をまとめて支払います。

重量税が増税される具体的な年数

・13年経過時の増税率
新車登録から13年経過すると、重量税は約39％増税されます。

・18年経過時の増税率
新車登録から18年経過すると、重量税は約53％増税されます（13年経過時からさらに約10％増）。

この制度は「自動車税のグリーン化」と呼ばれ、環境負荷の大きい古い車から、環境性能に優れた新しい車への買い替えを促進する目的で設けられています。

自動車重量税の4つの特徴

・車検時に支払う国税
重量税は車検を受ける際に、車検費用と一緒に支払います。

・車両重量0.5トンごとに税額が増加
普通自動車は車両重量が重くなるほど税額が上がります。

・エコカー以外は13年・18年で段階的に重課
環境性能の低い車は経年により税額が上昇します。

・軽自動車は重量に関わらず定額
軽自動車の重量税は車両重量に関係なく一律です。

【2025年版】重量税13年超・18年超の税額早見表

ここでは、最も検索されている「重量税13年超早見表」を掲載します。2年車検時の税額を車両重量別に一覧にしました。

普通自動車の重量税早見表（2年自家用）

| 車両重量 | エコカー（本則税率） | 13年未満 | 13年超 | 18年超 | | ----- | ----- | ----- | ----- | ----- | | 0.5t以下 | 5,000円 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 | | ～1t | 10,000円 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 | | ～1.5t | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 | | ～2t | 20,000円 | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 | | ～2.5t | 25,000円 | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 | | ～3t | 30,000円 | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |

軽自動車の重量税早見表（2年自家用）

| 車種 | エコカー（本則税率） | 13年未満 | 13年超 | 18年超 | | ----- | ----- | ----- | ----- | ----- | | 軽自動車 | 5,000円 | 6,600円 | 8,200円 | 8,800円 |

重量税13年超での具体的な増税額

【1.5t車の場合】

13年未満：24,600円
13年超：34,200円
増税額：9,600円（約39％増）

【2t車の場合】

13年未満：32,800円
13年超：45,600円
増税額：12,800円（約39％増）

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なぜ13年・18年で重量税は段階的に増税されるのか

環境政策としての重課制度の3つの目的

①CO2排出量の削減を促進
古い車は一般的に燃費が悪く、CO2排出量が多いため、新しい環境性能の高い車への買い替えを促進しています。

②大気汚染物質の削減を推進
古い車は排ガス規制が緩かった時代の基準で製造されており、NOx（窒素酸化物）やPM（粒子状物質）の排出量が多いという問題があります。

③エコカーの普及を後押し
ハイブリッド車や電気自動車などの普及を促進し、環境負荷の少ない車への転換を促しています。

国際的な環境規制への対応

日本政府は2050年カーボンニュートラルを目指しており、自動車分野でのCO2削減は重要な課題です。古い車への重課制度は、この目標達成のための施策の一つとして位置付けられています。

・2025年度税制改正の最新動向令和7年度税制改正大綱によると、2026年4月以降の重課制度については現在検討中です。電動車普及の加速により、将来的には重課率がさらに引き上げられる可能性があります。

【参考】環境省「令和7年度税制改正要望」

重量税13年経過の正確な計算方法とタイミング

重量税が13年経過で重課されるタイミングは、普通車と軽自動車で異なります。

普通車の13年経過タイミング

初度登録年月から12年11ヶ月以後に自動車検査証の交付等を受ける場合に13年経過となります。

【計算例】

初度登録：2012年6月1日
13年経過：2025年5月1日以降の車検から重課

軽自動車の13年経過タイミング

初年度検査年から13年を経過した年の12月1日以後に自動車検査証の交付等を受ける場合に13年経過となります。

【計算例】

初年度検査：2012年6月1日
13年経過：2025年12月1日以降の車検から重課

車検証での確認方法

車検証の「初度登録年月」（軽自動車は「初度検査年月」）を確認することで、いつから重課されるかを正確に把握できます。

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13年経過してもエコカーの重量税は増税されない理由

重課対象外となるエコカーの種類

・電気自動車（EV）
バッテリーのみで走行する完全電気自動車は重課対象外です。

・燃料電池自動車（FCV）
水素を燃料とする燃料電池車も重課されません。

・プラグインハイブリッド自動車（PHV）
外部充電可能なハイブリッド車は重課対象外です。

・ハイブリッド自動車（HV）
エンジンとモーターを併用するハイブリッド車も重課されません。

・天然ガス自動車（NGV）
天然ガスを燃料とする車も重課対象外です。

・クリーンディーゼル乗用車
一定の排出ガス基準を満たすディーゼル車は重課されません。

エコカー減税との関係

エコカー減税対象車は、新車購入時に重量税が減免されるだけでなく、13年経過後も本則税率が適用され続けます。これは長期的に見ると大きな維持費の差となります。

【15年間の重量税比較（1.5t車の場合）】

| 項目 | 内訳 | 合計 | |------------|--------------------------------------------|-------------| | ガソリン車 | 初回3年：24,600円
2年×4回：24,600円×4＝98,400円
2年×2回（13年超）：34,200円×2＝68,400円 | 216,000円 | | エコカー | 初回3年：15,000円
2年×6回：15,000円×6＝90,000円 | 105,000円 | | 差額 | ― | 111,000円 |