期限切れの発煙筒・三角表示板・ジャッキを処分する方法
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車には発煙筒や三角表示板、ジャッキといった付属品が複数ありますが、それらはいずれも経年劣化によって本来の性能が失われます。
車両の安全を確保するのに不可欠な物ばかりなので、状態を良好に保つには定期的な交換が不可欠です。
新品と交換した後はどのように処分するかはそれぞれの材質や特徴で変わります。地域のルールや安全を守りながら正しい処分の方法を学びましょう。
発炎筒の有効使用期限に注意!捨て方は?
搭載が義務付けられているモノ
車には常に搭載することが義務づけられている付属品や書類があります。それらを搭載していないと違法行為と見なされ、罰則の対象になることもあるので注意が必要です。
車の持ち主の情報や車検の有効期限が記載されている車検証と自賠責保険の証明書はコピーではなく原本を車に搭載していなければいけません。
車が動かなくなった時に周囲へアピールすることを目的に使われる三角表示板や発煙筒も搭載義務があるので確認が不可欠です。
しかし、発煙筒はほとんどの車に標準搭載されている反面、三角表示板をはじめから搭載している車は多くありません。
タイヤの交換作業に使うジャッキは搭載義務はありませんが、持っていないとパンクしたタイヤの交換ができません。
車に付属している車載ジャッキは特別な事情でもない限り、そのまま搭載させておくのが無難です。
発煙筒の使用期限について
車に搭載する義務がある付属品のうち、発煙筒は製造日から4年が使用期限と定められています。
期限が切れた発煙筒は劣化により発火しない可能性があるので、期限内に交換することが大切です。処分の方法については使用済みであれば可燃ごみとして廃棄することができます。
外装がプラスチックの発煙筒の場合、地域によっては不燃ごみ扱いになることもあるのでそれぞれの地域ごとで確認するのが良いでしょう。
未使用の発煙筒は内部に火薬が入っているので普通のごみと一緒に捨てることはできません。車検を行う工場やカー用品店などに持ち込んで処分をお願いするのが正しい方法になります。
→廃車にする走行距離と年式の基準 →車を長期間保管するベストな方法
三角表示板はどのように処分したらいい?
三角表示板を新品に買い替えた際、古い方をどうやって処分するかが問題になります。
車が動かなくなった際に周囲にそのことを知らせるために使うのが三角表示板ですが、ライトの光を反射して目立たせる性質上、一枚あれば事足ります。
何枚も車に積んでおく必要はないので、古い方の三角表示板は不要品として処分するのが普通です。
廃棄するのはもったいない?
表示板としての機能を保てないほどの損傷が生じているわけではない、ただの中古品を廃棄するのはもったいないのも事実です。
そのため、知人に譲ったり中古屋に売却するなどの方法を選ぶ人もいます。近年ではジモティーのような不要品をやりとりするサイトがあるので、そのような情報媒体を利用するのも方法のひとつです。
処分するには?
変形やひび割れなど表示板としての機能が失われるほどの破損が生じた三角表示板は廃棄することになりますが、その方法は材質や地域のルールで変わります。
カー用品店などで販売されている三角表示板はプラスチック樹脂と金属を組み合わせた作りの物がほとんどです。そのため、廃棄の際は不燃ごみ扱いになります。
地域によってはプラスチックと金属を分別しなければいけない所もあるので、事前に地域の分別ルールは確認しておくことが大切です。
古い製品では木の板にプラスチックの反射板を接着させた作りになっている物があるので、反射板を取り除いた後は可燃ごみとして捨てることができます。
車載ジャッキの寿命はどのくらい?鉄くずで捨てるの
多くの車にはひし形に折り畳まれている車載ジャッキが搭載されています。
その形状からパンダグラフジャッキとも呼ばれ、パンクしたタイヤの交換やタイヤチェーンの取り付けなど車の足回りに関する作業には不可欠な工具です。
しかし、車載ジャッキはあくまで応急用の工具なので取り扱いには注意が必要です。
整備工場などで使われる大型の油圧式ジャッキの代わりという位置づけなので材質は決して上等なものではありません。
安全に使うことはできますが消耗品なので、頻繁に使う物ではないことを把握する必要があります。
車載ジャッキはいつまで使える?
車載ジャッキは安価な合金で作られているので、未使用であっても経年劣化でサビが生じることも珍しくありません。
新車に付属している車載ジャッキでも2年から3年ほど経過したら新品と交換するのが賢明です。
処分するには?
不要になった車載ジャッキを処分する際は地域のごみ分別ルールを遵守するのがマナーです。材質を問わず金属全般をまとめて廃棄できる地域であればそのルールに沿えば問題はありません。
しかし、材質ごとに細かく分別する必要がある場合は話が違ってきます。
車載ジャッキは磁石がくっつくので鉄くずと思いがちですが、実際は鉄の割合が多い合金です。
鉄以外の金属成分が混ざっているので、金属ごみの分別が厳しい地域では鉄くずに含まれない可能性があります。
ごみ分別のトラブルを避けるには車を購入した販売店に持ち込んで処分をお願いするのが無難です。
期限切れの発煙筒・三角表示板・ジャッキを処分する方法
- 発煙筒は4年が使用期限、使用済みは可燃ゴミ(不燃ゴミの地域も)
- 三角表示板は不用品として譲る、排気の際は不燃ゴミ
- 車載搭載ジャッキは地域に遵守、販売店に持ち込んで処分も
車の付属品の中でも安全の保持に不可欠な物は搭載義務があるので、常に車に載せていなければいけません。
新品に買い替えて不要になった物はそれぞれの材質に合わせて正しい方法で処分することが大切です。
危険な物や材質が分からない物は車を購入した販売店や車検を行っている工場などに持ち込んで処分をお願いするのが正しい方法になります。
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