廃車買取業者とのトラブル5選!買取詐欺に合わない業者選びと注意点
更新日:
「車を廃車にしたいけれど、トラブルが多いって本当?」
「廃車買取業者って怪しいところもあるよね」
「トラブルがないように廃車手続きをしたい」
このような悩みをお持ちではありませんか?
廃車買取業者は、どんなにボロボロな車でも買い取り、しかも、廃車手続きまで引き受けてくれる大変ありがたい存在です。
しかし、どんなに優れたサービスでも、確認不足などからトラブルに発展してしまう事例はあるものです。
ここでは、廃車買取業者とのトラブルや、トラブルを防ぐ方法について解説します。
また、トラブルを防ぐために大切な、廃車買取業者選びのポイントもご紹介します。
廃車買取業者とのトラブル①最初に提示した買取金額を支払ってもらえない
廃車の買取サービスでよく聞くトラブルとして、料金の問題が挙げられます。
例えば、最初に車を2万円で買い取ると言っておきながら、廃車手続きの手数料として後から3万円を請求し、差し引きで支払いを請求するといったケースです。
もちろんこれは、廃車手続きに慣れていないお客様へ最初に情報を開示しない業者側に基本的な問題があります。このようなトラブルに備えるためには、お客様自身で手数料がいくら掛かるのかを業者へ事前確認し、納得した上で取引することが重要です。
別の話として、最初の査定では10万円で買い取ると言っておきながら、後から問題が見つかったという理由で金額を大幅に下げられるというケースもあります。
特にオンラインだけで見積もりをした場合、写真で確認はできるものの、実際の車を見ずに見積もりを出しているためどうしても不正確な結果になりがちです。
その金額を基準に取引を進めると、後で食い違いが発生する可能性が高くなります。
オンラインの査定金額を鵜呑みにせず、必ず出張見積もりでも実物を確認してもらって算出された正確な金額を元にその後の取引を進めていきましょう。
また、廃車とはいえ隠れた傷や欠陥があった場合の責任、いわゆる瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)は売主であるお客様側にも発生します。
もし既に知っている故障・不調などがあればきちんと告げておくことが大切です。
廃車買取業者とのトラブル②出張見積もりに来て引き取りに応じるまで帰らない
出張見積もりにも注意が必要です。出張見積りは便利なサービスですが、中には、勝手に金額を告げて、引き取りに応じるまで居座るといった悪徳業者によるトラブルもあるようです。
このようなトラブルを避けるためには、悪徳業者を排除した一括査定のような仕組みを利用するなど、安心できるサービスを利用しましょう。
女性やお年寄りの方で車に詳しくないから心配という場合は、複数の人が対応できる時間を選んで出張を依頼することで、このようなトラブルを回避できます。
悪徳業者に当たってしまって、はっきり断っても帰ってくれない場合には居座りに該当しますので、ためらわずに警察へ連絡しましょう。
廃車買取業者とのトラブル③高額なキャンセル料を請求される
見積もり結果に納得して廃車手続きを依頼したあとでも、何らかの事情によりキャンセルするケースも少なくありません。その結果、高額なキャンセル料を請求されるトラブルがあります。
キャンセル料の請求自体は問題ではありませんが、あまりにも高額であったり、詳しい説明がないまま強引に請求されたりする場合は、警察や専門の窓口に相談しましょう。
専門の窓口には、JPCU(一般社団法人日本自動車購入協会)や国民生活センター、弁護士などがあります。
キャンセル料に関するトラブルを防ぐためにも、キャンセル料金や規定がホームページ上に明記されている業者を選びましょう。
なお消費者契約法により、契約前のキャンセル料請求は無効です。
廃車買取業者とのトラブル④廃車手続きがされておらず、自分の車が犯罪に使用されてしまう
悪質な業者の中でも特に問題があるのは、廃車手続きを引き受けたにもかかわらず、実際は何もしていないケースです。
廃車手続きが完了していない場合、登録上はまだ自分の車であるため次の年も自動車税を払わなくてはなりません。
それだけなら、その時点で廃車していない事実に気がつくため、損失は1年分の税金だけで済むでしょう。
しかし、気づかない間に自動車が転売されて、自分の車で犯罪行為などが行われたときは、所有者の責任を負うことになってしまいます。
ただ、廃車手続きを依頼した車が公道を走っていたからといって「解体処分されたはずの車が走っている。騙された!」と思うのは早計です。
同じ廃車手続きでも「永久抹消登録」をする場合は解体処理が前提ですが「一時抹消登録」なら、その後に再登録をして中古車として販売することも問題ありません。
あるいは「輸出抹消仮登録」を行って、海外に販売するケースもあります。廃車買取業者は、一般には廃車になってしまう車でも、まだ利用できるものであれば、正しい手続きを取って最も活用される方法を採用し、そこから利益を出しているのです。
正しい業者に依頼をすれば、名義変更など必要な手続きも速やかに行われるため、その車を悪用されるといったことはありません。
廃車買取業者とのトラブル⑤還付金を騙し取られる
廃車手続きの際に受け取りができる還付金は、自動車税、自動車重量税、自賠責保険の3つです。
自動車税は、廃車翌月から次の3月までの税金を返還してもらえます。(軽自動車に限っては、もともと税金の額が少ないため自動車税の還付がありません。)
また自動車重量税と自賠責保険は、有効期間が1ヵ月以上残っていれば残金すべてが返ってきます。
しかし、実際のところ業者が依頼者に還付金について知らせる義務はありません。中には、不真面目な業者がそれらの還付金を黙って自分のものにしてしまうケースもあると言います。
その様な業者では、お客様が後で還付金をもらっていないことに気づいて確認しても「手数料との相殺に利用した」など、理由をつけて返金されない事例が多くあるようです。
このようなトラブルを避けるためには、不真面目な業者を排除したサービスを利用することが何より大切です。
またお客様の側でできることは、廃車の引き取りを正式に依頼する際に「還付金はいつ頃振り込まれるか?」を業者に対してしっかりと確認しておくと良いでしょう。
また、こちらから切り出さなくても、事前にこのような説明を行う業者は信頼できる業者であるといえます。
トラブルが生じにくい優良な廃車買取業者の特徴4選
トラブルが生じにくい優良な買取会社の特徴を押さえておくことで、ここまでに述べたようなトラブルを未然に防げます。
ここでは、優良な廃車買取業者の特徴を4つ紹介します。
手数料が掛からないことが明記してある
売却時に手数料が掛からないことをホームページ等に明記している業者はやはり優良なところが多く、車を売る側としても安心感があります。
見積書の内容や記載されている金額が分かりやすい業者も信頼できる業者かどうか判断するポイントです。
事前説明がしっかりとしている
事前説明がしっかりしている業者であれば、こちらが分からない点については納得するまで質問できるため、安心して売ることができます。
加えて、質問事項に分かりやすく回答してくれる業者かどうかも確認しましょう。
動かすことができない車を無料でレッカー移動してくれる
車のバッテリーが上がっている等の理由で車を移動できない場合に、本来なら料金の掛かるレッカー移動を無料で行ってくれる業者であれば、一定以上の信頼を持っている優良な廃車買取業者の特徴の1つです。
「車のレッカー代は無料です」「動かせない車を無料で引き取ります」など、レッカー料金について公式サイトに記載している業者かどうかを確認してみましょう。
各種許認可を受けている
廃車買取業者には国の認可を受けたリサイクル工場が必要であり、自動車の引き取りや解体は、自動車リサイクル法に基づき、都道府県の許可を受けなくてはなりません。
経済産業大臣の認可を受けた唯一の事業協同組合である、NGP日本自動車リサイクル事業協同組合に加入している業者は信頼できます。
買取依頼先の業者が各種許認可を受けているかどうかは、電話やホームページなどで事前に確認しておきましょう。
廃車買取業者とのトラブルを防ぐための2つの注意点
廃車買取業者とのトラブルは、契約前および契約後の行動次第で防止できます。ここでは、廃車買取業者とのトラブルを防ぐための注意点を2つ紹介します。
疑問点を解消して、納得した上で契約する
トラブルを防ぐためには、疑問点を解消して納得した上での契約が重要です。
廃車の手続き方法についても、十分な説明を受けましょう。廃車手続きには、以下の3つがあります。
- 永久抹消登録
- 一時抹消登録
- 輸出抹消仮登録
手続き方法が変わると必要書類も変わるため、ご自身の車がどの手続き方法で廃車になるのかを理解しておきましょう。
査定額や手数料についても、ご自身が納得するまで説明を受けてください。
廃車に関する契約はクーリングオフ制度の対象外であることや、契約を取り消した際は、キャンセル料が発生する場合があることも知っておきましょう。
正しい知識を身につけて、疑問点を解消しておくと、トラブルを防げます。
本当に廃車になっているか確認する
廃車買取業者と契約したものの、実際は廃車に関する手続きがされていないために発生するトラブルも少なくありません。
トラブル回避のため、業者まかせではなく、自分でも廃車手続きが完了しているかを確認しましょう。廃車手続きが完了しているかどうかは、自動車リサイクルシステムから確認可能です。
廃車後の手続きが心配な場合は、買取業者に廃車手続き方法を確認した上で、手続きに関する証拠書類を送ってもらうようにしましょう。書類が届かないときは、忘れずに業者に確認してください。
廃車買取業者とのトラブルが発生したときの相談先
廃車買取業者とトラブルが発生したときは、以下の相談先に連絡しましょう。
- JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)
- 国民生活センター
- 消費生活相談窓口
- 弁護士
JPUCの車売却消費者相談室では、ベテランの相談員が困りごとや質問に対して、電話で丁寧に対応してくれます。
国民生活センターや消費生活相談窓口においても、トラブルに対する相談および助言、適切な対応に関する提案を行います。
弁護士は、相談だけにとどまらず、不当に高いキャンセル料を取られたり還付金を騙し取られたりしたケースなどにおいて、業者と直接交渉が可能です。
トラブルを防止するために信頼できる廃車買取業者を選ぼう
廃車の手続きは人生で何度も行うものではないので、なるべくトラブルが起きないように、事前に業者の評判などを確認してから売却先を決めると良いでしょう。
「車選びドットコムの廃車買取」はどんな状態の車でも、廃車買取・廃車手続きを行うサービスです。
書類やレッカーの手配も無料で行いますので安心してご依頼いただけます。不安なことは事前に専門のオペレータに質問し解決できますので、ぜひご利用ください。
※21:30〜は、翌日の対応とさせていただきます。
プライバシーポリシーをご確認のうえご依頼ください。
当サイトを運営する株式会社ファブリカコミュニケーションズは、株式会社ファブリカホールディングス(東証スタンダード上場 証券コード:4193)のグループ会社です。
買取から代金お振込みまでの流れ