廃車を修理・再生するには

見た目もボロボロで、走りにも支障が出るようになった車は、通常であれば廃車にするしかありません。

しかし、その車にこだわりがあり、できるだけ長く乗っていたいという方もいます。

そのような場合の修理の方法や費用の問題についてご説明します。

廃車にした車にまた乗ることはできる?

廃車を修理・再生する方法

廃車は、手続きの方法によって大きく2種類に分かれます。永久抹消した車と一時抹消した車です。前者は、手続きの前に車の解体が義務付けられていますから、再び乗るという選択は物理的に不可能です。

後者は、何らかの理由で車を長期間使用しない場合、自動車税の請求を免れるために一時的に登録を抹消したものです。もちろん、車を解体する必要はありません。

手続きをした際に、ナンバープレートを返納しなくてはならないため、公道を走れなくなりますが、再登録すれば問題なく使用できます

さらに、一般にはあまり知られていない第3の廃車手続きとして、輸出抹消仮登録があります。
これは、文字通り、車を輸出するための手続きで、日本での登録を抹消するために扱いとしては廃車ですが、実質は立派な現役車です。

日本では、走行距離10万キロが買い替えの目安だとされていますが、日本車のエンジンは優秀なので、大事に使えば20万キロや30万キロは楽に走ります。そのため、日本では売り物にならない古い車が発展途上国に数多く輸出されて、第2の人生を歩んでいます。

廃車と言えば、解体してスクラップになるようなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際は、一度廃車になってから第2の人生を歩む車もたくさんあるのです。

廃車をレストアするメリット

車の修理の中でも、大幅に部品を入れ替えて新品同様までに修復させる手法レストアと呼びます。

事故や損耗の対処療法的な修繕ではなく、新車当時の姿の完全復元を目指して行われるため、仕上がりの美しさは通常の修理とは段違いです。

そのため、コレクション目的の車によく用いられます。もし、業者にレストアを依頼するのであれば、町の整備工場ではなく、レストア専門店の方がよいでしょう。
普通の整備工場では、必要な部品も技術も持ち合わせてない場合が多いからです。

しかし、本格的なレストアを業者に依頼するとびっくりするような金額を請求されてしまいます。場合によっては、新車を買った方が安いかもしれません。

そこで、車好きな人は、しばしば自分の手でレストアに挑戦します。それでも、数十万円以上の費用がかかるのが普通です。

しかも、必要な部品を揃えるのにも手間がかかるので、完成まで何カ月、何年という時間を費やします。大変な苦労ですが、それでも世の中にはレストアに夢中になる人が数多くいます。

なぜなら、自分が愛着をもっていて、しかも、中古車市場でもなかなか手に入らない車を新品同様に作り直せるからです。苦労した分、その喜びもひとしおです。
もし、廃車にした車に強い思い入れがあるのであれば、一度レストアに挑戦してみてはいかがでしょうか。

廃車の修理費用はどれくらい?

廃車の車を修理する場合、気になるのは修理費用ですが、その金額がいくらになるかは一概には言えません。特に、古い車のレストアともなれば、その上限はないに等しいものになります。

例えば、数十年前のクラッシクカーが家の倉庫に眠っていたとして、それを完全に復旧させようと思えば、おそらく数百万円単位のお金が必要でしょう。

そこから、完成度を求め始めれば、1000万円、2000万円ときりがなくなります。
そのため、レストアはリッチな大人の趣味だと言われています。それではレストアではなく、通常の修理ならどうでしょうか?

車が廃車になる理由でよくあるもののひとつが水没です。最近の車は電子制御に頼っているので、水に対して弱くなっています。

しかも、車の奥まで水が入り込んでいると、金属部分が急速に腐食します。そうした理由から、水没車は廃車になる確率が高いのです。

そのような車を修復するのにどのくらいの費用が必要かといえば、どの高さまで浸水したかがひとつの目安になります。

フロアマットまでなら5万円、シート下なら20万円、シート上なら50万円。
もちろん、実際の修理費は車種やさまざまな条件によって全く違いますが、目安としてはこのくらいの感覚でしょう。そして、シートより上まで水没した車は廃車扱いされるケースが多いようです。

しかし、これはほんの一例で、廃車の修理費用はその原因によって全く異なります。
まず、正確な費用を知るために、修理工場に持ち込んで修理費用の見積もりを出してもらってください

工場によっては、見積額が全く異なる場合もあるので、できれば、複数のところで見積もってもらうことをおすすめします。

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